はじめに
最近、投資界隈で「投資の神様がS&P500を全売却」というニュースが話題になっているのを知っていますか?
このニュースを見て「自分のNISAもヤバい!」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

まさしく僕です…
今回は、このニュースの真相と、新NISAをやっている私たちがどう受け止めるべきかについて、わかりやすく解説していきます。


ニュースの真相を紐解く
投資の神様とは?
まず、このニュースの主役である「投資の神様」。これはアメリカの投資家「ウォーレン・バフェット」という人のことです。



ウォーレンバフェットさん…
聞いたことあるような気もするけど…?
ウォーレン・バフェットとは?
- アメリカの超有名な投資家
- 凄すぎて「投資の神様」や「オマハの賢人」と呼ばれている
- 投資会社「バークシャー・ハサウェイ」を通じて巨額の投資をしている
投資額がとてつもなく大きいため、彼の投資に関する発言や投資先情報は世界の金融市場に大きな影響を与えています。



だから今回もこんなに騒がれているんだよ!
ニュースの真相
ここで、今回のニュースの内容をしっかり見てみましょう。
今回のニュースは、ウォーレン・バフェットが会長を務める投資会社「バークシャー・ハサウェイ」がS&P500に連動したETF(上場投資信託)をすべて売却したというものです。
そのニュースによる私たちの影響がどうなのか、次から詳しく説明していきます!


結論!気にしなくてOK!
結論から言うと、気にしなくて大丈夫!
慌てて「自分もNISAで持っているS&P500売らなきゃ」と考える必要はありません。その理由は主に2つあります。
理由1:売却した金額は全体のごく一部
投資の神様ウォーレン・バフェットが経営する「バークシャー・ハサウェイ」社は、膨大な資産を持つ投資会社です。世界各国の企業の株式や投資信託、ETFなどたっくさんの投資商品を持っています。
今回売却したと騒がれているS&P500連動ETFというのは、実はこの会社の保有資産全体のわずか0.02%にすぎないんです。
1億円の資産を持っている人が2万円分の投資商品を売却したようなもの。
つまり、バフェット氏が「S&P500に将来性がない」と判断してすべて手放したというわけではないのです。



0.02%って聞くと一気に安心したよ〜
理由2:ポートフォリオの調整は日常的な活動
大きな投資会社では、保有する株式や投資商品の入れ替えを頻繁に行います。これは特別なことではなく、投資戦略の一環として日常的に行われている活動です。
バフェット氏のような大投資家でも、常に投資先を見直し、調整しています。今回の売却も、そうした通常の調整の一つと考えられています。



今回が何も特別ってわけじゃないってことだね!


注意点
しかし、注意しておくべきこともあります。
S&P500はここ最近めちゃくちゃ好調。過去の平均と比べるとかなり高いパフォーマンスを出しています。
といことは、今後は調整(価格の下落)が起こる可能性も十分に考えられるということ。
もちろんこのまま好調にずっと成長してくれれば私も嬉しいですが、投資は常に上がったり下がったりを繰り返しながら成長するもの。いま大きく上がっているということは、これから下がる可能性があることも頭の片隅に置いておきましょう。
私たち初心者投資家が覚えておくべきこと
ここからは、「新NISAを最近始めたよ」という方に覚えておいてほしいことを3つ紹介します。
1. 長期的な視点を持つ
投資で大事なことは、短期的な価格の変動ではなく、長期的な視点で見ること。
自分がゴールとして設定した20年後、30年後に向けて資産を作る。そのためにNISA(投資)という手法を使っているにすぎません。
目先の上がった下がったを気にしすぎず、子どもの教育費、老後資金など目指すゴールに向けてコツコツと資産を育てていくことを意識しましょう。



私のNISAのゴールは老後!だから今は淡々と積立を続けているよ!
2. 暴落はチャンス
株価が大きく下がることを「暴落」と呼びますが、長期投資家にとって暴落は決して悪いものではないんです。



え?どういうこと?
長期で成長を続けている良い商品が一時的に暴落(=価格が下がった)したということは、その良い商品が安く買えるバーゲンセールタイムでもあるということ。
長期でその商品を積み立てていくのであれば、「暴落はむしろチャンス」くらいの心の余裕を持つと精神的にも安定します。
3. ニュースに振り回されない
投資や経済に関するニュースは日々たくさん流れています。こうした情報をキャッチすること自体はめちゃくちゃ良いことなんですが、一つ一つのニュースに感情的に反応して投資判断をコロコロ変えるのは危険です。
どのニュースが自分にとって重要で、どのニュースは自分には関係がないのかの判断も難しいですよね。
特に初心者のうちは、ニュースに振り回されず、初めに決めた投資計画を粛々と実行していきましょう。


まとめ
「投資の神様がS&P500を全売却」というセンセーショナルな見出しのニュースでも、その内容を冷静に分析すれば、必ずしも私たち一般投資家が慌てる理由にはなりません。
投資は長期戦です。目先の価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を続けていくことが、結果的に豊かな将来につながります。
ニュースは情報源として活用しつつも、振り回されないよう、自分の投資方針をしっかり持ちましょう。



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