資産運用を始めるにあたってよく耳にする「投資」と似た言葉で、『投機』という言葉がありますが、それぞれの意味わかりますか?
「投資」はわかるけど、、、
投機?とうき?
実は、言葉は似ていますが意味合いは全然違うものなんです!
まずはそれぞれの意味をしっかり理解して、資産運用の知識をつけていきましょう。
- 「投資」と「投機」の違いがわかる
- 自分がどういう方法で資産運用していきたいかがわかる
- それぞれの資産運用方法のメリットとデメリットがわかる
『投資』と『投機』の違い
投資とは
まずは「投資」についてです。
辞書で「投資」と調べると、次のように記載されています。
利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
goo辞書より抜粋
つまり、将来お金を産む価値のあるもの(=資産)に、自分のお金を投じる ということ!
例えば・・・
・株式投資
・不動産投資
などが挙げられます。
《価値》にお金を預けるので、時間はかかっても、確実に価値はあがるという予測ができれば利益を得ることができますね。
メリット
①長期保有✖️複利で利益を大きくできる
複利とは、運用で得た収益(元本+利子)を元手に再度投資に回して、利子を上乗せしていくこと投資方法です。
長期間を複利で運用することで、元本に対して利息がどんどん大きくすることができます。
②リスクを調整できる
投資先を分散させたり、購入するタイミングを分散させることで、リスクを調整することができます。
具体的には、投資先の種類(不動産、債権、株式など)や業種(飲食業界、建築業界など)を複数組み合わせることで、リスク管理ができるんです。
デメリット
❶利益が大きくなるまでに時間がかかる
ご自身で調査したうえで「ここだ」と思った株式や不動産などの価値が上がるまでは、それらを保有していないと利益が発生しません。
しかし、会社の価値は数日で急上昇するわけではありませんので、必然的に利益が発生するまで時間がかかってしまいます。
❷企業分析が難しい
投資は「価値」にお金を投じますので、”どこの会社(不動産など)が将来価値が伸びそうか”というのを自分で探す必要があります。
例えば株式であれば、過去の業績や会社の理念、今後の展望などを調べなければなりません。
不動産であれば、周辺の地価の推移やインフラ網の整備状況、今後の都市開発の予定を調べなければなりません。
何も経験のない素人の私たちがいきなり「よしやろう!」と始めようと思っても、何をどう見たらいいか分からず難しいと感じる方が大半ではないでしょうか。
投機とは
では、次は「投機」についてです。
こちらの方が馴染みのない方が多いと思います。
将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる商品や有価証券などの売買のこと。
goo辞書より抜粋
つまり、価格の変動で儲けを生み出す ということ!
一般的には当日〜数日の短期間での取引を指し、価格が安い時に購入して高い時に売るという、とてもシンプルな仕組みです。
例えば・・・
・FX
・株式のデイトレード
などが挙げられます。
「投機」は《価格》にお金を預けるので、運要素が強く、ハイリスクハイリターンです。そのため、「ギャンブル」と言われることも少なくありません。
過去の傾向やチャートの推移から今後の価格推移を予測する「テクニカル分析」の知識を身につけ、リスクをできるだけ減らすことが求められますね。
メリット
①短期間で大きな利益を出せる
投機は当日〜数日単位でトレードをするので、短期間で利益が確定します。
またレバレッジをかければ手持ち金以上の大金をトレードすることができ、成功すればより大きな収益を生み出せることができるのです。
デメリット
❶頻繁にチャートをチェック&取引する必要がある
チャートの動きを頻繁に監視し、売り買いのタイミングを見極める必要があるので、常にチャートを確認できるような体制になければなりません。
本業の仕事が休みの日など、時間に余裕がある必要がありますね。
投資・・・《価値》にお金を預け、長期保有で利益を生む
投機・・・《価格》にお金を預ける
安定的に資産運用するなら『投資』一択
ここまでで「投資」と「投機」の違いが、なんとなくでもわかっていただけたかと思います。
結局どっちがいいの?と思いますよね。
ズバリ、安定的に資産運用していくなら「投資」です!
もちろん、みなさんそれぞれの家庭事情や生活スタイル、性格がありますので、一概には言えないところもあります。
でも投資は企業分析とか大変そうだし難しそう…
確かに、何も勉強せずに投資をいきなり始めるのは危険ですが、きちんと知識を身につければ怖いことはありません。
むしろ、銀行口座に預金として眠らせておくほうが怖いなんてことも。。。
知識を味方にして、一緒にしっかり資産形成していきましょう!
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